この1年でオンライン化が一気に加速し、
今や留学さえも「オンライン留学」という新しい選択肢ができました。
オンライン留学に限らず、ネイティブの先生の語学レッスンを
オンラインで受講されている方も多いのではないでしょうか?
今回はオンラインでフランス語レッスンを受講したことも、開講したこともある私が、
両方の立場の視点から「こうするとオンラインレッスンを最大限に活用できる!」
という秘訣を7つお伝えいたします。
オンライン留学をする方、語学レッスンをオンラインで受講する方は必見です!!
オンラインレッスンをこれから初めて受ける方も、既に受けている方も、
ぜひ参考にしてオンラインレッスンを最大限に活用してくださいね!
1:接続環境を整える
これらはオンラインレッスンを受講すると決めた時点で、確認しておきましょう。
・端末のビデオやマイクは正常に稼働しますか?
・Wi-Fiの接続環境は良好ですか?
これらは先生から情報を受け取ったら、すぐにでも環境を整えましょう。
・クラスに接続するためのツールは?
・接続するためのIDやパスワードは?
オンラインレッスンと言うと、ZoomまたはGoogleが主流です。
先生が資料やホワイトボードを共有したときに見やすいように、
パソコンや大きめのタブレットを用意するのが良いでしょう。
そしてレッスン時間になって、いざ接続しようとしたら「できない!」
これではレッスンに遅刻してしまいます。
特に初回の接続時には5分前に接続をしてみましょう。
Zoomの設定によっては先生が接続するまで待機してください、
と表示されそのまま待つことができます。
これで安心してクラスを開始できますね!
また時々、グループレッスンでマイクをその都度オンオフする方がいます。
確かにそれがマナーとされる、オンライン会議、セミナーやレッスンもあります。
語学のレッスンに関しては、マイクオンで間違いありません。
(もし切ってほしい場合は、そのように説明されるでしょう。)
なるべく静かな環境で受講するようにして、
先生に質問されたときにすぐに答えられるよう、
マイクはオンにしたまま受講しましょう!
マイクがオフになっていると、答えるのに自信がない質問をされたとき、
マイクをオンにするのが無意識に遅くなり、回答も遅くなってしまい、
回答し損ねてしまうこともあります。結果、黙り込む…。
ビデオはもちろん、マイクもオンにしたまま受講しましょう。
2:反応スイッチをアクティブにする
オンラインレッスンでは、対面で行うレッスンよりも、
先生から見える生徒の情報は少なく、当たり前ですが画面で見えている範囲のみです。
先生の言っていることがわからないとき、あなたはどのように反応しますか?
黙ってしまう?固まってしまう?
Non, non, non !!!
これでは接続が悪くて画面が固まっているのと同じです。
何秒も間があくと「おーい、聞こえてますか?」と思われてしまいます。
皆さんの反応をはっきりと先生に伝えてください。
オンラインレッスンでは皆さんが黙っていると、
皆さんが理解できないのか、接続が悪くて聞こえなかったのか、
接続が悪くて画面が固まっているのか、先生はわからないのです。
せっかくの会話の練習ができる機会、できるだけ声で何か反応しましょう!
Oui または Nonと言う、だけでは足りないとき…
オンラインに限らず使える便利なフレーズを覚えましょう。
わからないとき
わからないときは「わからない」とはっきり言いましょう!
わからないと言うのが億劫、ちょっとしたことだし、と遠慮する必要はありません。
少しのわからないが、積み重なりどんどんわからなくなることも…。
わからないから授業を受けているんです!聞きましょう。
1度理解しただけでは覚えられないのは語学学習の常。
先生は優しく何度でも説明をしてくれます!
→ ” Je ne comprends pas. ” (わかりません)
もう1度言ってほしいとき
→ ” Vous pouvez répéter ? ” (もう1度言っていただけますか?)
→ ” Tu peux répéter ? ” (もう1度言ってもらえる?)
※TuかVousかは話す相手との間柄に合わせてくださいね!
よく聞こえなかったとき
上記の表現が難しい場合、こちらでも大丈夫です。
→ ” Comment ? ” (何ですか?) ※聞き返すとき
→ ” Pardon ? ” (何ですか?) ※聞き返すとき
答えるまでに時間がかかるとき
日本語で言う「うーん」「えっと」「えー」「あのー」のような
時間稼ぎの言い回しを知っておくと便利ですね!
→ ” Ehhhh… ” (えー…)
→ ” Alors… ” (そうですねー…)
これは実際、自然な会話でも使われるためとても良いテクニックです。
3:ジェスチャーを最大限に活用する
さて上記のように声に出して反応できるのがもちろん良いのですが、
初めてのオンラインレッスン 、緊張してしまって、
便利フレーズなんて全部忘れてしまった!どうしよう!?
そんなときはジェスチャーを活用しましょう。
うなずく/首を振る、首を傾げる、OK/NGのジェスチャーをするなどです。
またフランス語で何と言うかわからないときも、
ジェスチャーを使ってみましょう。
また表情も重要な表現方法のひとつです。
それでも伝わらない場合は、英語や日本語(和製英語など)で試してみましょう。
先生が日本語を話せる場合は、どうしてもと言うときには安心ですね。
またグループレッスンの場合は、クラスの皆さんで
他の生徒さんの言いたいことがわかるときは、助け合うのも良いです。
4:積極的に発言をする
言うまでもないのですが、積極的に発言しましょう!
オンラインレッスンでは会話が命です。黙っていては何も始まりません。
また先生は会話の練習のために、たくさん質問をしてきます。
家族のこと、昨日したこと、昨日食べたもの、週末の予定など…
でも先生はスパイではありません。真実かどうかは重要ではありません。
もちろん事実をフランス語で表現した方が、
本当に自分が言いたいことを表現できたことで
達成感もあり、覚えるのも早くなるでしょう。
しかし、昨日食べた物?何だっけな〜〜〜〜〜………
と時間がかかってしまうほど、もったいないことはないです。
どうしても思い出せないときなどは、思いつくものを答えても全く問題ありません。
目的は皆さんがたくさん話すことです!
5:授業中は辞書を使わない
授業中は辞書を使わずに、先生に質問しましょう。
自分が言いたい単語や意味がわからない単語を辞書で調べている間にも、
授業はどんどんと進行していくのです。
ちなみに私の紹介している提携校では、
現地でも授業中は辞書禁止です!
調べ物をしている間に、先生が説明してくれたことはもちろん、
他の生徒がどのように話していたか、聞き損ねてしまうのです。
オンラインレッスンでは皆さんの手元は見えませんので、対面のクラスと違って、
先生は「辞書を見ないで!」と注意することはできません。
先生はジェスチャーや表情を活用したり、
より簡単な言葉を使って皆さんがわかるように説明してくれます。
FLE(外国語としてのフランス語)の課程を修了している先生方は、
言葉がわからない生徒を相手にフランス語を教えるプロなのです!
授業中は授業に集中し、辞書は予習復習の際に活用してください。
6:他の生徒の回答もよく聞く
こちらはグループレッスン限定なのですが、
クラスの中でこの人は話すのが上手だなと思う人はいませんか?
その人がどんな風に話しているか、よーーーーーく観察しましょう。
何で上手だと思うのか。
発音?イントネーション?
単語のチョイス?文の作り方?
あなたがまだ知らない表現を使っている?
グループレッスンでは、先生から学ぶだけではなく、
他の生徒さんを観察することで、得られることは2倍にも3倍にもなります!
特に自分はクラスについていくのが必死!と言うときこそ、
他の生徒さんがどのように回答しているのか、よく観察して、
自分が同じ質問に回答するときの参考にしましょう!
7:とにかく楽しむ!!!
そして何より、楽しんでレッスンに参加してください!
はじめは緊張するかもしれませんが、
普段のように笑って、自然な皆さんでいてください。
周りが気になる?
みんな自分で精一杯ですよ〜!
周りのことなんて、本人が思うほど気にしていないものです。
リラックスして、いつもの皆さんで、楽しんで参加しましょう!
まとめ
いかがでしたか?
皆さんの語学学習の参考になりましたら嬉しいです。
オンラインレッスンをこれから初めて受ける方も、既に受けている方も、
ぜひ参考にしてオンラインレッスンを最大限に活用してくださいね!
オンラインレッスン、楽しんでいきましょう!!!
お知らせ
◆ France et moi では、フランス語の個人レッスンを提供しています。
こちらは私が講師をしているレッスンになります。
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