新たな変異種として注目されている「オミクロン株」。

またヨーロッパでは再度ロックダウンをする国もあり、
フランスも第5波の真っ只中。

これらの影響でフランス留学に関連する最新情報をお探しの方は、
この記事をチェックしてください。

ここ1週間で新型コロナウィルス関連の対策の変更が複数ありました。

フランス留学のために知っておくべき、
最も重要な各種制約事項をまとめます。

  1. 日本からフランスへの入国について
  2. フランス国内の制約事項など
  3. フランスから日本への入国について

そして付随する、把握しておくべきことを最後にまとめます。

※各種情報は2021年12月4日時点のものです。

それ以降に参照される方は、常に最新情報を確認することをお勧めいたします。
情報源はこのページの最後にまとめていますので参考にしてください。

日本からフランスへの入国について

2021年12月4日(土)0時より、
日本からフランスへの入国時の条件が変更となりました。

日本からフランスへ渡航を希望される12歳以上のすべての旅行者は、
2021年12月4日(土)より、
出発前48時間以内に実施した検査の陰性証明と、
到着時の検査実施を認める宣誓書を携行しなければなりません。

在日フランス大使館HP:日本からフランスへの渡航者に対する新たな入国条件

ワクチンの接種・未接種に関わらず、
日本からフランスへ渡航する12歳以上の全ての旅行者を対象に、
以下の2点が必要となります。

・出発前48時間以内に実施したPCR検査または抗原検査の陰性証明
・到着時に新型コロナウイルス検出検査を受けることを認める宣誓書を携行

※フランス入国時には自宅待機はありません。

在日フランス大使館HP
日本からフランスへの渡航者に対する新たな入国条件
https://jp.ambafrance.org/article17346

フランス国内の制約事項など

2021年11月25日、フランスにおける新型コロナ感染拡大に関し、
ヴェラン大臣が国民に向けてテレビで記者会見を行いました。

いつも記者会見の内容をすぐにわかりやすく日本語に翻訳してくださる、
在フランス日本国大使館の皆様には本当に感謝です。

在フランス日本国大使館のメールから、
現地の生活において特に重要な点を以下の通り抜粋いたします。

衛生パスとワクチン接種3回目

・12月15日以降、65歳以上は、最終接種から7ヵ月以内に3回目のワクチン接種が終了していない場合、衛生パスが無効化していく。

・1月15日以降、18歳以上も同様に、2回目の接種から7ヵ月以内に3回目のワクチン接種をしていない場合、衛生パスが無効化する。

今回これが最もインパクトの大きい内容となります。

これからフランス留学を控えている方は、
また現在フランス留学中の方は、

「2回目の接種をした日」を再確認し、
衛生パスが無効になる前に3回目の接種の計画を立てましょう。

現時点では、18歳未満はこの衛生パス無効化の対象外です。

ただし18歳未満も衛生パスの取得には、
ワクチン接種が2回完了・効力を発揮する指定期間が過ぎていることが必要です。

衛生パスはフランス国内で
・カフェ・レストランの利用
・長距離電車やバスなどの利用
・観光地等の入場 などに必要となります。

衛生パスの運用は2021年夏から始まりましたが、
今も反対派が毎週土曜日にデモを行なっています。

ワクチン接種は個人の判断に任せますが、
フランス滞在中の行動範囲に影響しますので、
そのことも十分に理解しておいてください。

また留学生のフランスでのワクチン接種は可能です。

3回目のみをフランスで接種する人も
これから出てくると思います。

フランスでは日本と同じ種類のワクチンが主流ですので、
同じ種類のワクチン接種が可能だと思われます。

フランスの衛生パスは、日本での接種証明書(英語表記)を元に
HPから申請して取得することができます。

フランスで接種する場合は、接種後に証明書を紙で渡されます。

PDFファイルや写真を撮って保管したり、コピーを取ったりと、
とにかく無くさないように気をつけてください。

マスク着用の義務

・11月26日以降、屋内のすべての公共の場は、マスク着用を義務化する。これは衛生パスを所持している場合であっても同様である。

屋内の公共の場でのマスク着用はこれまでもルールとして存在していたはずですが、
改めて義務化を発表されました。

また屋外でも人が多く集まるようなイベントの場では、マスク着用が必要となります。

衛生パスの提示を求められるエリアでは、
衛生パスのチェックの際にマスク着用も指示されます。

11月下旬から各地で開催されているクリスマス・マーケット(マルシェ・ドゥ・ノエル)も、屋外イベントではありますが衛生パスが必要です。

今後の方針

・今後、ロックダウン、夜間外出禁止、商業施設の閉鎖、移動の制限は想定していない。

2020年3月のロックダウンの印象が強いフランスですが、
1年前の長く続いた夜間外出禁止なども含めて、
これまでに経済や教育への影響も問題視されていた経緯もあってか、
今回は上記のような対策は想定していないと断言をされました。

その代わりにワクチン接種の3回目を強く推奨する形として、
衛生パスの無効化という対応をとったようです。

フランスから日本への入国について

日本からフランスに入国するよりも、多くの制約事項があります。
ここでは最新の変更点のみを紹介します。

入国時のホテル待機3日間

2021年12月1日(水)0時より、
フランスから日本に入国する旅行者は、
検疫所の指定するホテルにて「3日間」の待機が必須となりました。

この対応は今年に入ってから数回ありましたが、
状況改善に応じて解除されていました。

今回はフランス国内の流行状況を見て再度、対象国となったと思われます。
(フランスでのオミクロン株の初感染者が見つかるよりも前の決定でした。)

待機期間14日間→10日間の停止

こちらも12月1日(水)午前0時以降の帰国者より変更になりました。

数ヶ月前から始まった、
待機期間14日間をワクチン接種済み+10日目のPCR検査陰性で、
待機期間を10日間に短縮するという対応がありました。

こちらが停止になっていますので、
ワクチン接種の有無に関わらず、待機期間は14日間となります。

その他にも、日本に入国する際は以下の制約があります。

・出発前72時間以内のPCR検査陰性証明の提示
・待機期間14日間
・待機期間中の公共交通機関の利用禁止
・位置情報をシェアするアプリ必須

厚生労働省HP
水際対策に係る新たな措置について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

フランス国内の状況

こちらは制約事項等ではなく、フランス現地の最新情報です。

新規感染者数が増加し、第5波の真っ只中と言われています。
オミクロン株の初感染者が12月1日に見つかったとされています。

11月25日にフランス政府が「衛生パスの無効化」を発表してから、
ワクチン接種3回目を接種する人も段々と増えてきているようです。

各種情報源のリンク

最新情報を確認するために欠かせないリンクを共有します。

在日フランス大使館ホームページ
https://jp.ambafrance.org/-Japonais-

在フランス日本国大使館ホームページ
https://www.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

厚生労働省ホームページ(新型コロナウイルス感染症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

外務省 海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp


在留届&たびレジ

また3ヶ月以上海外に滞在する方は、
必ず在留届を登録しましょう。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

3ヶ月未満の方は、たびレジに登録しましょう。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

上記のような渡航や滞在に関する重要な情報を
メールでいち早く受け取ることができます。

最後に…

今まさにフランス留学真っ最中の方、
これからフランス留学への出発を控えている方、
来年フランス留学を予定している方、
フランスからの帰国を控えている方、

「正しい情報」を「正しく理解」し、
落ち着いて冷静な判断をしましょう。

皆さんが安全にフランス留学をできることを願っております。


Merci beaucoup !


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