Bonjour à tous !
フランス留学で人気の滞在方法といえば「ホームステイ」。現地の家庭に溶け込み、フランス人のリアルな暮らしを体験できるのはホームステイならではの魅力です。
しかし、日本とは違う文化や習慣に直面して「びっくり!」「困った…」となることもしばしば。ちょっとした行き違いから気まずい思いをしたり、生活リズムに慣れるまでストレスを感じる人もいます。事前に知っておけばトラブルを避けられることもたくさんあります。
この記事では、フランスのホームステイでよくある文化の違いやトラブル、そしてスムーズに暮らすためのポイント、解決策をご紹介します!
目次
1. 食事に関する違い
夕食は遅くて、長い!
日本では19時頃に夕食を食べる人が多いですが、フランスの家庭では20〜21時から食事が始まるのが一般的です。さらにアペリティフ(食前酒)からスタートし、前菜、メイン、チーズ、デザートと続くため、2時間以上かかることも珍しくありません。
日本の感覚で「夜遅いと太りそう」「眠くなってしまう」と戸惑う人も多いですが、フランスではこれが日常。夕食は「家族や友人と会話を楽しむ時間」と考えられているので、会話を避けて黙々と食べると逆に違和感を持たれてしまいます。
対策:お腹がすきやすい人は夕方に軽くおやつを食べておくと安心。語学に自信がなくても、食卓の会話に耳を傾け、笑顔で反応するだけで印象がぐっと良くなり、ホストとの距離も近づきます。
食べ方・マナーの違い
フランスには独自の食事マナーがあります。
例えば、フランス人がよく食べるパンは、小さくちぎってから口に運びます。ナイフとフォークを同時に使うときは、ナイフは右手、フォークは左手で使うのが基本で、日本のように利き手に合わせて持ち替えることはほとんどありません。スープなどのお皿は直接口につけるのではなく、スプーンを使っていただきます。
食事のマナーはフランス全体で共通している部分もあれば、ホストファミリーの出身国や地方によって微妙に異なり、「家庭ごとのルール」があるのも日常です。留学生にとっては最初は戸惑うこともありますが、「こういう文化なんだ」と柔軟に受け入れる姿勢が大切です。
対策:食事は生活の中で大きな要素なので、日本にいるうちにフランスの食事文化について調べておくと安心です。無理に完璧に振る舞う必要はありませんが、周りの人の動作をよく観察して真似するのが一番早い学び方。「知らなかった!」と笑って聞けば、ホストファミリーも喜んで教えてくれます。

2. 水回り・生活の違い
シャワーは短時間が基本
フランスの住宅は「給湯タンク式」が多く、1回のシャワーで使えるお湯の量に限りがあります。長く浴びていると次の人のお湯がなくなってしまうことも…。そのため1人10分以内で終えるのが妥当です。
また、夜遅いシャワーは音が響くため嫌がられることもあります。もちろんドライヤーも注意が必要です。
対策:必要なものを浴室にあらかじめ用意して、効率よく済ませましょう。また、髪の⽑や体を泡で洗っているときなど、洗い流すとき以外はこまめにシャワーを⽌めましょう。慣れないうちは「どのくらいの時間使っても大丈夫?」「何時まで使うべき?」と聞いてしまうのも安心です。
洗濯とタオルの習慣
日本ではバスタオルを毎日洗う人が多いですが、フランスでは1週間ほど使い続けるのが普通。洗濯機を回すのも週に1回程度で、大きなものはランドリーに持ち込む家庭もあります。
ホームステイでは、ホストファミリーが洗濯をしてくれる家庭と、家の洗濯機を使って⾃分で洗濯をする家庭があるようです。各家庭のルールに従うようにしましょう。
対策:タオルは数枚持って行くのがおすすめ。洗濯洗剤と洗濯バサミなどを持参して、下着や靴下は自分で手洗いして干す習慣をつけると快適に過ごせます。
トイレ・音問題
築100年以上の古い建物も珍しくなく、夜にトイレを流すと音が響いて眠れない、と言われることも。下の階に水音が伝わることもあるため、生活音への配慮は日本以上に求められます。
トイレ以外でも夜遅くの物音はより迷惑になりやすいため、夜間の外出や帰宅時間についても配慮しましょう。
対策:夜は音に気をつけて生活することに加え、最初にホストに「音で困ることはありますか?」と聞いておくと安心です。

3. コミュニケーションの違い
おしゃべりが生活の一部
フランス人は日常でも食事中でも話題が尽きません。ニュースや学校のことから、個人的な趣味の話まで、あらゆる話題を楽しみます。
最初は話すスピードに驚く人もいるかもしれませんが、一生懸命聴いているとだんだんとそのスピードにも慣れてきます。
対策:最初はうまく返せなくても大丈夫。笑顔で「Oui」「C’est intéressant!(面白いですね!)」などと一言返すだけで会話に参加している印象になります。
OuiとNonの使い分けに苦戦
日本語の「はい/いいえ」と違って、フランス語のOui/Non/Siは「相手の質問の形」によって使い方が変わることがあります。慣れないうちは逆の意味で答えてしまい、誤解が生じることも。
例えば、
≪ Tu n’aimes pas les légumes? ≫ 「あなたは野菜が嫌い?」と聞かれたとき、
あなたが野菜嫌いなら、
≪ Non (, je n’aime pas les légumes). ≫ 「はい(野菜が嫌いです)」、
好きなら、
≪ Si (, j’aime les légumes). ≫ 「いいえ(野菜が好きです)」と返すことになります。
否定疑問文は日常でもよく聞くので、特に注意が必要です。
対策:不安なときは「つまりこういうことですか?」と聞き返す習慣をつけましょう。また、文章でしっかり最後まで回答したり、表情やジェスチャーを大きめにすることで、誤解が少なくなります。
プライベートを大切にする
フランス人はオープンに会話しますが、一方でプライバシーもとても大切にします。当たり前ですが、ホームステイでは特に、勝手に部屋に入ったり、私物を触るのはNGです。
対策:ドアを開ける前は必ずノック。「自分の空間」と「相手の空間」を意識して過ごすことが信頼関係につながります。

4. ホームステイで起きがちなトラブル5選
- 冷蔵庫のものを勝手に食べる
→ 家族用と自分用が分かれている場合があります。必ず確認をしましょう。 - 水や電気を使いすぎる
→ フランスは節約意識が強いため、「無駄遣い」と思われると注意されてしまいます。 - 洗濯物トラブル
→ 主にパリではバルコニーへの洗濯物干しは禁止されていることが多く、室内に干すのが基本。下着を外に干すのを嫌がる家庭もあるので要確認。*地方によっては外に干すのが一般的なこともあります。 - 鍵のトラブル
→ 家の鍵の管理は、家庭によって異なります。⼀般的には、1⼈1本預けられますので、紛失しないように気を付けましょう。鍵のかけ⽅・開け⽅が⽇本の鍵と勝⼿が異なります。鍵を預かったときに、その場で一度ホストファミリーと⼀緒に試してみてください。 - 意思疎通による誤解
→ 言語がうまく話せないうちは、誤解によるトラブルも起こりえます。時間を伝えるときに紙に数字で書いたり、時計の数字を指差したり、重要なことはメモやボディーランゲージなどを活用して正確に理解したり伝えることが大切です。フランス語がうまく話せなくても、ホストファミリーはこちらが⾔おうとしていることを理解しようと努⼒してくれますので、恥ずかしがらずに、安⼼して、フランス語をたくさん使ってみましょう。

5. おわりに
フランスのホームステイは、日本の常識が通じないことばかり。でもそれこそが留学の醍醐味であり、成長のチャンスです。最初は戸惑うかもしれませんが、少しずつ慣れていくと「これがフランス流なんだ!」と楽しめるようになります。
France et moiでは、皆さんのご希望に合わせて、滞在方法についてもご相談いただけます。また、滞在が決まったら、滞在時の注意点についてもお伝えしております。
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